ザイペックスと他社製品の違い

他社製品との比較からみるザイペックスの特長

コンクリートの防水材はどれも同じだと思っていませんか? 防水材にはさまざまな種類があり、工法も特長も大きく異なります。こちらでは、ザイペックスがカテゴライズされる「セメント結晶増殖材」とそれ以外の製品の違いについてご説明します。

ザイペックスについてはこちら

防水材の性能比較表

コンクリート防水材は大きく、「セメント結晶増殖材」「ケイ酸ナトリウム系表面含浸材」「シラン系表面含浸材」「シート系防水材」の4項目に分類されます。それぞれの特徴は以下をご覧ください。

コンクリートの防水材って何が違うの?

概要
分類 セメント結晶増殖材
(ザイペックス)
ケイ酸ナトリウム系
表面含浸材
シラン系
表面含浸材
シート系
防水材
技術名称 躯体改質 劣化防止 劣化防止 被膜防水
工法 セメント結晶により空隙やひび割れなどの欠陥部を緻密化し、コンクリートそのものを改質する ケイ酸ナトリウム系の表面含浸材をコンクリート表面に塗ることで表面を水ガラス化し、耐久性向上を図る シラン系の表面含浸材を表面に塗ることで撥水効果をもたらし、水や塩化物イオンの浸入を防ぐ 高分子材料(シート)を接着剤で貼りつけて防水層を形成し、水を遮断する
防水性・性能の特徴
分類 セメント結晶増殖材
(ザイペックス)
ケイ酸ナトリウム系
表面含浸材
シラン系
表面含浸材
シート系
防水材
防水性・
性能
  • 深部にまでおよび、中性化
    ※1)や塩害を抑止する
  • 外防水・内防水のどちらにも対応可能
  • 水圧が高い環境でも防水性が損なわれない
  • 表面から数mm程度まで浸透する
  • 無色透明なので美観を損ねない
  • 中性化を抑止する効果がある
  • 長期にわたって水が溜まる環境では、安定性に課題あり
  • 表面に数mm程度の吸水防止層を形成する
  • コンクリート内部への吸水を減らし、中性化(※1)や塩害を抑止する
  • 気体(酸素や二酸化炭素)の透過を抑制する効果は少ない
  • 短期的止水性に優れている
  • 水圧が高い環境ではシートの膨れ現象が生じることがある
  • 複雑な形状には不向き
耐久性の特徴
分類 セメント結晶増殖材
(ザイペックス)
ケイ酸ナトリウム系
表面含浸材
シラン系
表面含浸材
シート系
防水材
耐久性
  • 緻密化作用は半永久的に持続するため、再施工の必要がない
  • 表面保護材のため、経年変化がある
  • 耐用年数は10年程度のため、再施工が必要
  • 表面保護材のため、経年変化がある
  • 10~20年で効果がなくなるため、再施工が必要
  • 経年変化が大きいため再施工が必要となる
施工性の特徴
分類 セメント結晶増殖材
(ザイペックス)
ケイ酸ナトリウム系
表面含浸材
シラン系
表面含浸材
シート系
防水材
施工性
  • 塗布・吹付した材料が流されるほどの漏水でなければ、湿潤状態でも施工可
  • 形状が複雑でも施工できる
  • 塗布・吹付後、2週間程度の養生期間を経れば材料が剥がれても効果が持続
  • 下地・保護モルタルなどの処理が不要
  • 塗布する際は表面を乾燥させる材料が多い
  • 塗布後、湿潤状態で2週間以上は養生期間が必要
  • 形状が多少複雑でも施工できる
  • 下地・保護モルタルなどの処理が不要な材料が多い
  • 塗布する際は表面を乾燥させる必要がある
  • 施工後約1日で撥水効果が得られる
  • 施工完了までコンクリート面を濡らしてはいけない
  • ムラなく施工するには高度な技術が必要とされる
  • 貼り付けるコンクリート表面を乾燥させる必要がある
  • シート接着部の溶接や設置に時間がかかる
  • 下地処理が必要になる
  • 重量機械を使うため、圧潰損傷の危険がある
安全性の特徴
分類 セメント結晶増殖材
(ザイペックス)
ケイ酸ナトリウム系
表面含浸材
シラン系
表面含浸材
シート系
防水材
安全性
  • 無機質粉体(または液体)であるため安全・無害
  • 無機質な水溶液を使用するので安全・無害
  • 有機溶剤を使用する可能性があり、その場合は消防法などに従う必要がある
  • 環境ホルモンに注意が必要
  • 有機溶剤を使うことがあり、その場合は消防法などに従う必要がある
  • 環境ホルモンに注意が必要
ひび割れ追従面の特徴
分類 セメント結晶増殖材
(ザイペックス)
ケイ酸ナトリウム系
表面含浸材
シラン系
表面含浸材
シート系
防水材
ひび割れ
追従性
  • 追従性はないが、ひび割れが発生しても0.25mm程度のひび割れに対しては自己修復する
  • ひび割れが発生してしまうと防水効果がなくなる
  • ひび割れが発生してしまうと防水効果がなくなる
  • 材料自体に伸縮性・追従性がある
  • 経時劣化による破断・損傷による漏水には対応不可

コンクリート改質材の性能比較表

厳密な意味でザイペックスはコンクリートを改質しているとご理解いただけると思います。

しかし、コンクリート改質材にもさまざまな種類が存在します。こちらでは「セメント結晶増殖タイプ」と「浸透タイプ」の2種類を比較します。

無機質セメント結晶増殖材 その他・無機系(セメント系)改質材
材質 無機質(+触媒性化合物) 無機質および合成樹脂
防水仕様 1.2~1.5kg/m2 1.3~1.8kg/m2
浸透・改質能力 30cm以上
(※コンクリートの条件による)
表層部のみ
透水防止性 加水圧:1.0N/mm2
加圧時間:240Hrs.
透水比:0%
(湿空養生材令28日)
加水圧:0.1N/mm2
加圧時間:24Hrs.
透水比:9.3%
(湿空養生材令28日)
耐久性 半永久的に緻密化作用が持続 経時的な効果減少は不可避
施工性 形状が複雑でも施工できる 形状が複雑でも施工できる
安全性 無機質材を使用するため安全 無機質材および合成樹脂を使用するため安全
ひび割れ
追従性
施工後に発生する0.25mm程度のひび割れ滲出は、触媒活性化で自動的に止水する ひび割れによる漏水には対応できない
劣化防止性 凍害・塩害・中性化などの劣化を抑止する 浸透能力・透水防止性に応じた効果のみ

日本ザイペックスにご相談ください

当社で取り扱う「ザイペックス」は、セメント結晶化によりコンクリートを緻密化させることで防水性・耐久性を高めるコンクリート改質材(無機質セメント結晶増殖材)です。コンクリートそのものを深部まで改質させるため、傷やひび割れによって防水効果が落ちることはありません。また耐久性も高く、比較的施工も簡単で環境ホルモンなどの心配も不要です。

既設コンクリート構造物の劣化を修復したい場合も、新設コンクリート構造物の長寿命化したい場合も、「ザイペックス」なら対応可能。お客様のお悩みを解消するために最善のご提案をいたしますので、お気軽にお問い合わせください。

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